9月になりました

今日から9月です。
楽しい夏休みも終わりました。

この夏の終盤には私の母校、アメリカ・ボストンのニューイングランド音楽院ピアノ科主任のブルース・ブルーベーカー先生が来日。ピティナ主催のイベントで公開レッスンを聴きに行って来ました!
場所は仙川の桐朋学園、新しい校舎はとても綺麗で設備も素晴らしい。レッスンはスタインウェイ二台。
同じNEC卒の門司季子さんと、素晴らしいレッスン&全国から選ばれた中高生の演奏に刺激になり、勉強になりました。

先生とお話すると、何回か日本には来ているが卒業生と会うのは初めてだ、ととても喜んで下さり、今はアジアからは中国の留学生がほとんどでピアノ科には日本人は一人もいないと。
最近、NEC卒業生で集まって何か同窓会のようなものができないかと少し動きがありましたが、アメリカの音大でニューイングランドと言えばジュリアード音楽院の次?もしかして並ぶ?と言っても過言ではないアメリカでは評価の高い素晴らしい学校なのでもっと知名度が上がって欲しいと思う卒業生なのでした。

私は日本ではフェリス女学院大学音楽学部ピアノ科卒で、四年制になって二期生。音楽科はその頃こじんまりした少人数制、先生方を藝大から招くという一極集中の方針でとても小さくピアノ以外の楽器がなく、アンサンブルの勉強は出来ませんでした。
物足りなく思っていたところ、副科オルガンで師事した故林祐子先生からご自身が教えておられるニューイングランド音楽院を勧められ、また同じくオルガンの宮本とも子先生も卒業生との事で色々ご相談に乗っていただき、卒業後に大学院へ留学が実現しその頃のピアノ科主任のチョドス先生に師事しました。
桐朋と姉妹校のNECは桐朋卒の日本人が多かったのでたくさん人脈も出来ました。もちろん、いろんな楽器の人とも知り合えたしジャズ科もあって地下のレッスン室には怪しげな(笑)方々もいて色々楽しかったです。

学校のすぐそばのアパートに住み、夜の練習は学校で。汚いGパンにコーヒー片手にレッスン室で過ごし、夜中の12時頃アパートに戻る…英語は苦労したなぁ…などなど。
2年だけでしたが充実した留学生活でした。

20年以上前の事で今は教授陣も様変わりしていますが、今回、母校のピアノ科主任の先生とお話出来て懐かしく当時を思い出し今は日本人の留学生がいないとの事少し寂しく思うのでした。

日本での知名度は⁇ ですが
アメリカで ニューイングランドコンサバトリー といえば 歴史もあり超名門。
卒業したとレジメに書けば かなりのアドバンテージになりますし周りの人の評価も出身校だと言うともれなくオォーッ‼︎という反応が返ってくる超難関校です。ハーバード、タフツと提携校だというアカデミックに優れた音楽大学であるという事も日本では全く知られてないですね。
ボストンという街もとても素晴らしい所でこれから ますます ボストンがフィーチャーされる機会が増えると思いますので日本人の学生さん、奨学金制度などを利用して是非、ニューイングランド音楽院へ留学を検討してみて下さい‼︎

まだまだ残暑厳しいですが、きりとうピアノ教室のレッスンも通常レッスンに戻ります。
またよろしくお願いします(^^)