レッスンに行きました

喜寿コンサートのプログラムです
喜寿コンサートのプログラムです

いいお天気の土日でした。私は土曜日は横浜・フェリス音楽教室の出張レッスン、日曜日は夕方、フェリスでお世話になった恩師の辛島伃緒子先生のプライベートレッスンを受けに磯子まで、と続けて横浜に行きました(^^♪

音楽教室では来週25日、成人発表会があります。生徒様たちは本当に熱心に一生懸命レッスン受けられていて頭が下がる思いです。

そして、私は来月6月14日に横浜のコンサートでショパンのバルカローレ(舟歌)を弾きます。これは伃緒子先生の門下生の会で、勉強会の要素の強いコンサートです。自分で練習は続けていましたが、やはり私もレッスンを受けて勉強しなくては!

・・・と、本当に久しぶりに伃緒子先生にお願いしてお宅まで伺いました。

 

私は三重県の田舎で育ちましたがピアノは3,4歳から始めて結構上手だったのですね。幼稚園の頃、弾いていたバッハのメヌエットの録音がありますが、今聞くと我ながらわりと上手に弾いているのです。自分の親になった今、私の両親が「うちの子はすごい!」って思っちゃったのも想像できます。

最初は近所の先生でしたが小学生からは名古屋の先生に毎週、1時間半かけて電車でレッスンに通い、将来は東京藝大と目標を決めて月に1回新幹線に乗って笠間春子先生のレッスンに通いました。最初は母親が付き添っていましたがそのうち、一人で通いました。

藝大付属高校も受けましたが落ち、名古屋の菊里高校音楽科に行き、藝大を受験するもやはり落ち・・・人生終わったような思いで縁もゆかりもない横浜のフェリスに行くことになったのでした。選んだ理由は課題曲が自由だったので、かけもって受験出来たからです。フェリスもとても良い学校で私は良かったと今は思っていますが、音楽大学ではなくかったのでピアノと歌しかその当時はありませんでした。アンサンブルなど、広く音楽を学ぶには物足りないと思ったのでした。

名古屋の先生は桐朋ご出身でしたのでそちらもありでしたが、桐朋はまた課題曲がたくさん別にあるので藝大とかけて受験は無理でした。そして藝大に行く気満々だったので、よもや横浜に行くことになるとは当時の私は夢にも思っていなかったのでした。

 

そのフェリスで教えていただいたのが辛島伃緒子先生でした。失意の中にいる私に叱咤激励、時には厳しく、そして優しくレッスンしてくださり、親元を離れて生活を始めた私を第二のお母さんのように導いて下さいました。ご主人は東京藝大の名誉教授であられる辛島照治先生です。そして、私はとても楽しい大学生ライフを横浜で過ごしたのです(^^♪

 

人生、思い通りに行かないこともあるもの。人の痛みもわかるようになった私は挫折したことも良かったと思っています。

コンサートピアニストになって華々しく・・・✩という夢があった若いころですがそれはかないませんでした。でも、今、自分の教室を持ち小さい方から大人の方まで一緒に音楽の楽しさを分かち合い、自分も細々とでも演奏を続け・・・そんな、自分に与えられた場所があるのでは、と思っています。

 

自分の話が長くなりましたが、そんな伃緒子先生は今年、喜寿を迎えられ、横浜で喜寿記念コンサートが去る4月14日にありました。こんな大事な日に、私は長女のバレエコンクールで伺えなかったのです(泣)

主人に代わりに行ってもらいましたが、とても盛況な素晴らしいコンサートだったそうです。本当に先生、おめでとうございます!いつまでもお元気で、またご指導宜しくお願い致します。

 

バルカローレをレッスンしていただいて、やはり自己流で弾いているところがたくさん(汗)いろいろ新しいアイデアをいただき、また練習して練り直したいと思います。

生徒様たちに教える身としても、自分も勉強しないと・・・。人生、いつまでも勉強ですね♪